トヨタ シエンタ(2017年式、4万5千～5万km)の車検実績

　エンジンがかからないとのご依頼で点検させて頂きました。

エンジンをかけようとすると、バッテリー上がりの可能性が高いエンジンの音がしたので
ブースターケーブルと呼ばれる電気のコードで新品のバッテリーに繋ぎ、再度エンジンをかけた所、
エンジンルーム内にあるオルタネーターからの異音があり、オルタネータの交換を行いました。



オルタネータとはダイナモとも呼ばれ、エンジンがかかっている時にバッテリーに充電する為の部品で
オルタネータに不具合があると、充電されずにバッテリーの電気のみを使うので、バッテリーの電気が無くなってしまいます。
なのでエンジンがかからなくなります



左　取り外したオルタネータ　　　右　新品


画像では少し分かりにくいですが、　左側のプーリー（青い丸の黒い部品）のすき間が大きいです
又、プーリーが回った時に、グラグラ動くのと、オルタネーター内の部品も一緒に回るはずが、回りませんでした。

最初のオルタネーターの異音は、ベアリング（軸受け）の不良と診断しました。


その他の部品の点検も行い、異音がない事を確認しました。


新品のオルタネーターを取り付け、バッテリーも交換しました。

　その後、オルタネーターが発電されている事を確認し、作業完了です。


バッテリーやオルタネーターの不具合があると、エンジンがかからなくなる可能性が高いので、
定期的にバッテリー、エンジンルーム内の点検をオススメします。